毎日にときめきを
朝起きて、出社して、帰宅したらちょいと家事をして、寝る。
社会で淡々と過ごす日々。
基本このルーティーンで生活しているわけで、漫画みたいに頻繁に特別な何かが起きてきらめくなんてことはそうそうない訳だ。
でもそんな毎日の中で、自分を高めていきたいんだな。
ふとした瞬間に心が踊りだす、私は世界で一番素敵で幸せな人間だって思える、そんな時間が欲しいんだよ。
確かに節約しつつ効果を出すのも大事。いい化粧品を使って顔が世界級の美女になるわけでもない。
けれど、それでも、私たちはそれぞれが自分が主人公の物語を歩んでいるんだよ。めちゃくちゃくさいけど。
基礎化粧品は毎日使うものだよね。
ということは、ここに力を入れることで日々のクオリティが総合的に一気に上がる。
自分の物語をもっと素敵にしたい。
そんなわけで、今回は私の基礎化粧品への考え方、使っている製品を中心に書いていきたいと思う。
先に伝えておくけど、今回はお金をかけないで美人になる！スキンケアのポイント！を書くのではなく、飽くまで私の生活を支えてくれているプロダクトへの愛を語るから、そのつもりで読んでほしい。
それと例に漏れず長いので面倒な人は気になるところだけ目次から飛んでね。
毎日お世話になっているものたち
まずは私が毎日大変お世話になっているものについて。
洗顔やクレンジング、インバススペシャルケアはかなりまちまちなので今回は省きます。
左奥からローションイドロA、エマルションアンタンシヴ、エマルションプロテクトゥリス（クレ・ド・ポー ボーテ）、ナイトリピッドウェア、フレッシュデイクリーム（KANEBO）
何があってもこの5種類だけは毎日使ってる。
どんなときでも化粧を落として寝る人間なので、本当に毎日。
とりあえず金で解決したようなセットだと思ったそこのあなた、大変正しいです。
冒頭でも述べた通り、私は基礎化粧品に対して効果は勿論だけど同じくらい、もしくはそれ以上にときめきを求めているんだよね。
私はクレ・ド・ポー ボーテ（以下クレド）というブランドが一番好きなの。
ラグジュアリー感と確かな品質。
見た目も美しく、使っているだけで自然と背筋も伸びる。
肌に触れる指先までしなやかに、美しく。
1982年から研究に研究を重ねたロジカルな美容、圧倒的なブランド力を見せつけるエモーショナルな美容。
私が求める美容への考え方の全てがクレドに詰まってる。
クレドのプロダクトは手にするだけで心が生き生きするわけだよ。
使っているという事実が私を強くする、そんなブランド。
そしてKANEBO。元々カネボウ自体に飛び抜けた興味はなかったんだけど、ツイッターを初めてみたら皆さんご愛用。
試しに使ってみたら、肌を驚くくらい安定させてくれる。
お財布にも優しい価格。
何より、KANEBOの公式サイトやパンフレットに載っている文章の美しさ。
毎日の生活をそっと陰から支えてくれることが一直線に伝わってくる。
丁寧な生活、自分の肌と向き合ってそれを愛することに能動的になれる。
完全に全方向から惚れてしまったね。
長くなってしまったけど、ここで各製品について少し話そうと思う。
ローションイドロA
保湿タイプの化粧水。整肌力が凄まじい。
コットンに3プッシュ、それを肌に滑らせていくだけ。
ここでこの化粧水を使う人に絶対守ってほしいのはクレドのル・コトンを使うこと。
コットンの箱の裏に書いてある使い方をするだけで肌がつるんつるんのもっちもちになる。
とにかく公式が推奨している使い方で間違いないです。
強く擦るのではなくで撫でる程度にするのがポイント。
よく触ったら壊れてしまいそうでそっと頬を撫でたみたいな文章があるけど、それくらいの強さ。
肌が厚めなら血行促進も兼ねてもう少し力を入れてもいいかも。
これは後述する朝晩の乳液も同様なんだけど、保湿がしっかりされる上にトラネキサム酸が含まれているからか肌荒れが防止されてくすみも抜けてパッと明るい肌になる。
個人的にはクレドの製品を使うならわざわざくすみ抜け要員の美白化粧水、乳液を使わなくてもいいかな。
徹底して美白ケアをしたいなら美容液を使うしね。
使いすぎて減っているので写真映えしない。無念。
エマルションアンタンシヴ
夜用の乳液。びっくりするくらいハリが出て健康的な肌になれる。
こちらもコットン使用。2プッシュ出して滑らせる。
基本的にコットンの箱の裏にある方法でいいんだけど、Tゾーンはくるくる磨き上げるように使ったほうが私には合ってた。
資生堂のシミ予防代表の成分、4MSK*1も入っている優れもの。
最早特別な美白ケアは必要ないのでは？
通年通して美白美容液を使ってきた人間だけど、今年の冬は抜いてみる予定。
エマルションプロテクトゥリス
日中用の乳液。しっかり保湿してくれるけど重くないのでベースメイクにも響かない。
SPF25・PA+++。これもコットンでつけるタイプ。
日焼け止め効果はあるけど、私は基本は普通の日焼け止めも使います。
保湿力が高いので、化粧水にこれだけつけて下地の流れでも時間が経って肌が乾燥したことによるメイク崩れもない。
この乳液をつけると、夜にメイクを落としたときの肌疲れというのか、肌のしょぼしょぼ感が減るからもう手放せない。
何よりクレドに守られている肌ということなので。いつでも強気に生きていけます。
ナイト リピッド ウェア
夜用のクリーム。まず香りがいい。香りって結構重要だよね。
そして保湿力。ベタつかないんだけど保湿力が抜群で肌がふっくらする。
きちんと水分を肌に蓄えつつ油分もいい塩梅になるので毛穴が小さくなる。
これを塗らないで寝ると余分に油が出てきちゃうんだけど、それが一切ない。
そしてお値段が8,000円で半年使える。
半年に一回お得なキットが出るのでKANEBO様々。
消費者に優しすぎるよ……
フレッシュ デイ クリーム
日中用のクリーム。夜用同様、余分な油が出ることが一切ない。
SPF15・PA+++。正直クレドの日中用乳液と合わせたら割と無敵。
エアコンに長時間当たっても肌がパリッとして乾燥することもない。
こちらもメイクオフ後の肌疲れを一気に減らしてくれる。
お値段は夜用より更に下がって6,000円。
そして半月使えて年に一度のキット。
本当にいいんですか？こんなにユーザー思いで……
何よりここで、クレドとKANEBOのスキンケアコンセプトをお伝えしたい。
クレドは「ブレイブスキン理論*2」に着目、KANEBOは「時間美容*3」に着目。
どちらも「肌リズム」のことを考えているのがわかると思うんだけど、ということはだよ。
相当相性がいいのでは？
少なくとも私はこれらの組み合わせが今まで使ってきた中で圧倒的に使用感、肌への実感ともに最高です。
そこそこなペースでお世話になっているものたち
長々と書いてようやくここまできた。
左からザ ファースト セラム（KANEBO）、メラノショット ホワイト（ONE BY KOSE）、ビタミンCセラム（Mad Hippie）
スキンケアを前項で話したもので揃えた前半は毎日投入していたけど、今は気が向いたときに使うプチスペシャルケアのような立ち位置。
軸となる基礎化粧品が優秀すぎてシンプルな手順で丁度良くなってしまった。
この3つも大好きだけど、恐らく今後はリピートはしないかな。
まあ気まぐれな人間なので、もしかしたら買うかもしれないけど。
簡単に書いていきます。
ザ ファースト セラム
導入美容液。とろっとしすぎないテクスチャーでペタツキはなし。
導入ということで当然エタノールは入っているけど、この手の商品にありがちな余計に顔が乾く感覚はない。
KANEBOを使っているという面で安心感を得られる感じ。
それだけで十分なんだよ、こういうのは。
メラノショット ホワイト
美白美容液。美白有効成分としてコウジ酸が入っているのでメラニン生成抑制作用と抗糖化作用に期待できそうだな、と思って使っている。
簡単に言えば色素沈着と黄ぐすみへアプローチしてくれそうだな、と。
配合量とかそういう細かいのはわからないので詳しい人に聞いてください。
これは美白美容液によくあることだけど、若干乾燥するのでその後の保湿をしっかりするとよい。
値段も40mlで約5,000円と手を出しやすいところも魅力。
美白ケアって、実際の効果は数年先にならないと然程実感できないと思うけど、今徹底的に気にかけている、という気持ちが重要なので。
ちなみに当たり前だけど一番大事なのは物理ブロックだと思う。
日傘と日焼け止めは最低限欠かさない、兎に角紫外線を避けまくって生きてる。
ビタミンCセラム
iHerbで人気のこれ。その名の通りビタミンC誘導体が含まれた美容液。
水溶性ビタミンC誘導体で浸透が早い。
フェルラ酸*4が含まれているので紫外線防止とメラニン生成抑制に効果的。
光から守って美白もしてくれるということだね。
ビタミンEも入っているからビタミンCへのサポートもばっちり、相乗効果を得られる。
要するに、メラニン生成抑制作用と抗酸化作用がかなり凄いってこと。
これについても詳しくないし、当然化粧品の範囲を超えないものだし、相性もあるのでここに書いたことが全てじゃないよ。
詳しいことはその道の人に聞いてね。
ただこれだけすごい！って思って使うことが心の栄養になることは伝えておきます。
値段も30mlで3,000円くらいなので、この性能で普通の美容液と同じサイズ、そしてこの値段は破格なんだな。
とまあこんな感じだね。
全然簡単に書いてないじゃないかっていうツッコミは受け入れます。
とりあえず次に買おうと思っている美容液はどのタイミングにも使える万能オイル状美容液、クレドのユイルレパラトゥリスだということはご報告しておく。
困ったときの救世主
ミッドナイト シークレット
ようやくここまできました。
最後にご紹介したいのがこれ。
ミッドナイト シークレット（ゲラン）
皆様ご存知、ミッドナイトシークレットです。
瓶タイプじゃないとウキウキしないってことでリニューアル前にストックを買ったんだけどこれがラスト。
保存期間的にもちょうどよかったね。やったね。
徹夜してしまった、ハードスケジュールで3時間睡眠が連続している、とにかく身体も心も肌もクタクタってときにはこれを塗れば次の日に心と肌は生き返る。
スキンケアの一番最後に塗る、これを塗ったら他はもう重ねないっていうのがポイント。
とにかく使えばわかる。これは純粋に秘薬。完全に真剣必殺的なポジションだよ。
肌にハリとツヤが出るんだけど、高密度なハリ感と内側から発光するツヤ感になる最強のスペシャルケアアイテム。
新しいものはテクスチャーが違うと聞いたので、今度買うときはサンプルで確かめてからにしたい。
とりあえず忙しい女性は1本持っておくと安心だね。
私の肌質とスキンケアの歩みとアレコレ
これはそこまで重要なことではないと思うので本当にお暇のある方だけ読んでほしい。
肌質
一見脂性肌、実際乾燥肌。キメは細かい。シミができにくい。
水分量が数値として高くてもTゾーンは油が出てしまうけど、キメが細かくて肌の水分が蒸発しやすいので入れるケアを丁寧にしたほうがいいタイプ(といつも言われる)。
シミはできにくい(らしい)ので美白ケアは保湿をしっかりできた上で手を出すほうがベターとのこと。
一応、基礎化粧品は本当に人それぞれなのでご参考までに。
まあ結局のところアドバイスを頂いても私は、何度も言うように綺麗になっていると信じきれるものに頼ることが大前提だけどね。
今までライン使いしたブランド
細かな説明は長くなりすぎるので省くけど、使ったブランドだけ。
高い安いごちゃまぜです。
イプサ、オルビス、アルビオン、ソフィーナ ジェンヌ、雪肌精、アベンヌ、HAKU、エテュセ、Nature&Co、アクネス、KANEBO、ゲラン
以上です。
スキンケアで気をつけていること
冒頭でスキンケアのポイントを伝える記事じゃないって伝えたけど、必ず守っている自分のルールだけ。
顔と首は全く同じスキンケアをする。
メーカーが推奨している量を守る。
各製品を使った後にハンドプレスを行う。
これらだけは意識してるんだけど、特に言及したいのは3点目かな。
ハンドプレスといっても本当に肌に押し込むんじゃなくて、手を肌に当てるだけの方が刺激も少ないし気持ちいいんだよね。
そして深く浸透させられている気がするので、気になる人は取り入れてみてほしい。
気がするだけで実際どうかはわからないけど、あたたかい手で顔を包み込むのは気持ちいいのでオッケー。
毎日にときめきを
とにかく、結局化粧品は薬ではなくて化粧品なので、どこまで気持ちを上げていけるかがポイントなんだよね。
毎日使う基礎化粧品だからこそ、私は丁寧にやっていきたいしモチベーションをあげてくれる製品を使っていきたい。
若いうちから良いものを使うと肌が甘やかされると聞くし、そうなんだろうなあとは思うんだけど、そもそも若いうちから化粧をしていると「落とす作業」が発生するわけで、そうするときちんと「入れ込む作業」も必要なのかなあって思ったり。
年齢以外にも高い割に成分が〜だとか、続けられるか不安だとか、そもそもこの成分は〜とか、色々意見は見かけるけど結局全部関係ないんだな。
良いものを使うことで日々の幸せが増えるなら私はそうしていきたいんだよね。
一応砦を残すプランにはしたいし、シンプルな手順にしようとは思いはするけど。
何より、化粧品が好きな人は皆言うと思うけど、化粧品は麻薬であり宗教なので。
そして何が何でもこれを買うという強い気持ちがそこにはある。
皆さんも自分のポリシーに則って毎日に溢れるほどのときめきを。
*1:4MSK【よんえむえすけい】サリチル酸の誘導体で、4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略称。酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制するだけはなく、シミ部位で生じている慢性的な角化プロセスの乱れ（慢性角化エラー）に作用して、溜まったメラニンを排出する効果を持つ。資生堂が開発した厚生労働省認可の医薬部外品有効成分。（資生堂公式ホームページより引用）
*2:クレ・ド・ポー ボーテ研究所では、2011年より、「肌は、脳と同じように自ら考え、さまざまな情報を 処理する能力(知性)をもつ」という考え方「ブレインスキン理論」を採用しています。これは、肌が紫外線 や乾燥といった外的ストレスを受けることで、一種の興奮状態となるものの、この興奮状態を瞬時に沈静状態に戻すというシステムを備え、肌の興奮状態がそのまま続くと、さまざまな肌ダメージにつながりやすいことに着目した理論です。クレ・ド・ポー ボーテ研究所は、このシステムを良好に保つことが肌の美 しい輝きに必要だと考え、上述の肌ストレスとなるような情報をカットすることで、角層表面にある微細な 凹凸構造をもつ“輝き細胞”に整え、肌表面の輝きを導くという独自のスキンケア対応を図っています。（資生堂公式ホームページより引用）
*3:女性の美しさのリズムを見つめることで、適切なタイミングで自らの美しさを引き出す美容のこと
*4:フェルラ酸は、その構造がチロシンに類似しているため、チロシンと拮抗することでメラニン生成を抑制すると考えられています。また、有害な長波紫外線の吸収性が、非常に強いということも明らかにされています。（井端泰夫, フレグランスジャーナル, No.45, 92 (1980).芋川玄幽ら, フレグランスジャーナル, No129,41(1991).）
